Author : 堤 未果 | Manufacturer : 岩波書店 | CustomerReview : 結論ありきな書き方 - なぜこれだけ好評価なのか分からなかった。 ほかの方も書いているが、 > アメリカの貧困層が多いのは別に経済政策のせいでも戦争のせいでもなくて、 > 日本を含む新興国との競争の結果と、移民の絶え間ない流入によるものだ。 > (移民=貧困層とは筆者自身、序盤で認めているじゃないか) ということに尽きると思う。よしんば、経済政策や戦争の影響があるとして、じゃあ、どうすれば正解だったのか。読者側の問題かもしれないが、私が読んだ限りはその明快な答えは書かれていなかった。 経済政策の話では、ニクソンが福祉を優先させ、レーガンが新自由主義を推し進めた、というようなことが書いてあった。著者はおそらくニクソンの福祉をレーガンがダメにしたとでもいいたいようだが、80年代、“双子の赤字”に苦しんでいたのは米国自身だ。そのために経済活性化を目指すレーガンのやり方を一方的に切り捨てていいものだろうか。 文句を言いやすいところに、文句を言った。ある種大衆迎合的な著作(岩波らしいと言えばらしいが)――本書を読んで、私はそう感じざるを得なかった。 続き »
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