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ご存じ高橋洋一氏の、財務省への決別の辞。といっても、ありがちな暴露本ではなく、半分ぐらいは名著『財投改革の経済学』の一般向け解説だから、専門書を読むのがつらい人は、本書をよめばだいたいのことはわかる。あとの半分は彼の個人史で、酒の席で聞いた話に比べるとかなりおとなしいが、一般の人が読むと驚くような霞ヶ関の内情が書いてある。 ちょっと意外だっ...
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Author : 高橋 洋一 | Manufacturer : 講談社 | CustomerReview : 本を読む手に力がはいる - 日本の財政は、財務省官僚が喧伝するほどに危機的ではない。と高橋氏は語る。
まず、日本政府は他国に比較してはるかに膨大な、現金、有価証券、特殊法人への
貸付金、その他多くの不動産等の資産を持っておりそれを、負債から引き
純債務ベースで見るとけして「危機」ではない。というわけだ。
また一般会計(約83兆円)に対し規模が大きすぎる特別会計(178兆円)
その中にいわゆる「埋蔵金」が隠されており、これを活用すれば増税は避けられるかも
しれないとのこと。
このように、今まであまり触れられなかった財政の問題点を一つ一つ、数字をあげながら
説明していくのがこの本の特徴。机上の空論とは懸け離れた、リアルな内容であるため、
思わず本を読む手に力がはいるほどスリリング。
高橋氏は「上げ潮派」であり、本著の中では「財政タカ派政治家」と「財務官僚」は
いわゆる悪玉的に描かれており、その点ではやや疑問が残る。
私は安易に、政治家・官僚批判をしたくないが、官僚のコスト意識、リスク意識の
欠如だけはどうしようもない事実に思える。
思わず頭に政権交代という言葉が浮かぶが、それ以外に方策はないのだろうか。
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